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美容室の多店舗展開の進め方|2店舗目で失敗しない設計の順番

林 佑馬監修:林 佑馬(株式会社VOC 代表取締役)
美容室の多店舗展開の進め方|2店舗目で失敗しない設計の順番

1店舗目がうまくいくと、多くのオーナーが2店舗目を出せば売上が倍になると考えます。ところが現実は、2店舗目でつまずくサロンがとても多いです。理由はシンプルで、多店舗展開は1店舗目の延長線ではなく、まったく別の能力が必要になるからです。1店舗目はオーナーの技術と人柄で回せますが、2店舗目からはオーナーが現場にいなくても回る仕組みが要ります。この記事では、美容室の多店舗展開をなんとなくの勢いではなく設計として進めるために、始める前の条件・よくある失敗・つぶれない設計図・具体的な手順までを順番に整理します。これから2店舗目を考えている方が、同じ落とし穴を避けられるように書いています。

この記事を3行で解説

  • 多店舗展開は1店舗目の延長ではなく、オーナー不在でも回る仕組みを作る挑戦です。
  • 2店舗目でつまずく原因の多くは、店長(右腕)育成と仕組み化の遅れに集約されます。
  • 安定させる店と挑戦する店を分け、勝ちパターンを型にしてから広げるのが失敗しない順番です。

美容室の多店舗展開とは|2店舗目が1店舗目と別物になる理由

要点:多店舗展開とは、オーナー個人の力で回していた店を、仕組みで回る組織へ作り替えることです。2店舗目からはオーナーが両方の現場に立てないため、必要なのは技術力ではなく、人を育て任せるマネジメント力に変わります。

これから多店舗展開の全体像について解説します。ここでは次の2つを取り上げます。

  • 多店舗展開で問われる力が変わること
  • 1店舗目と2店舗目の決定的な違い

多店舗展開で問われる力は技術から仕組みへ変わる

美容室経営には、段階ごとに越えないといけない壁があります。VOCではこれを三枚の壁と呼んでいます。ひとつ目は自分の技術で売上を作る個人売上の壁、ふたつ目はアシスタントをスタイリストに育てる教育の壁、みっつ目は組織を仕組みで回すマネジメントの壁です。多店舗展開は、このみっつ目のマネジメントの壁のさらに先にあります。

なぜなら、1店舗であればオーナーが現場に立ち、自分の目で品質も雰囲気も守れます。しかし店が2つになった瞬間、オーナーの体はひとつしかありません。片方にいる間、もう片方は誰かに任せることになります。つまり多店舗展開の本質は、増店ではなく、自分がいなくても同じ体験が再現される仕組みを持てるかという問いなのです。

実際に自社で複数店舗を運営してきた立場から、VOC代表の林はこの点をこう表現しています。「安定を取りに行く領域と、実験・挑戦をする領域を混ぜない。混ぜると両方が崩れる」。店が増えるほど、守る仕組みと試す動きを分けて設計する視点が欠かせなくなります。

1店舗目と2店舗目の決定的な違い

1店舗目は、オーナーの個性がそのまま強みになります。技術・接客・人柄で常連がつき、多少仕組みが甘くても本人が現場でカバーできます。ところが2店舗目は、その本人がいるという前提が崩れます。同じコンセプトを掲げても、現場に立つのは別の人です。ここで品質や空気が変わってしまうと、お客様は1号店と違うと感じて離れていきます。

言い換えると、1店舗目は属人的に成立していた店を、2店舗目で初めて仕組み化のテストにかける段階です。だからこそ多店舗展開は、1店舗目がうまくいっている今こそ、仕組みの再現性を点検する絶好のタイミングでもあります。組織づくりの全体像は美容室経営の教科書|集客・単価・組織・教育・財務までの全体像で体系的にまとめていますので、あわせて読むと位置づけが掴めます。

多店舗展開を始める前に整えたい3つの条件

要点:多店舗展開に踏み出す前に、1店舗目の黒字安定・任せられる店長候補・型化されたマニュアルの3つが揃っているかを確認します。ひとつでも欠けたまま出すと、2店舗目が1店舗目の足を引っ張ります。

これから出店前に整えたい条件について解説します。取り上げるのは次の3つです。

  • 1店舗目が黒字で安定していること
  • 任せられる店長候補が育っていること
  • 再現できる仕組み(マニュアル)があること

条件1|1店舗目が黒字で安定している

2店舗目は、1店舗目の利益と信用を土台に出すものです。1店舗目がまだ不安定なのに2店舗目を出すと、片方の赤字をもう片方で埋め続ける消耗戦になりがちです。まずは1店舗目が安定して利益を出し、資金にも人にも余裕がある状態を作ることが出発点になります。自店の利益構造が読めていないと判断を誤るため、数字で経営を見る力もあわせて必要です。利益が残る運営の考え方は美容室の生産性を上げる方法|利益が残る仕組みの作り方で詳しく解説しています。

条件2|任せられる店長候補が育っている

多店舗展開の成否は、突き詰めると店長(右腕)が育っているかどうかに集約されます。オーナーが2店舗目に張り付けない以上、1号店を任せられる人がいなければ、そもそも展開は始められません。ここで重要なのは、技術がいちばん上手い人を店長にすればよいわけではない、ということです。

店を任せる人に必要なのは、自分でプレイヤーとして売るだけでなく、部下の力を引き出して店全体の数字を作れる力です。VOCではマネージャーを4タイプに分けて考えますが、組織全体の売上を底上げできる再現性の高いタイプとして推奨しているのはコーチング型(部下の能力・個性を引き出す型)です。逆に自分が一番プレイヤーとして目立つプレイヤー型は、その人がいなくなると店が回らなくなるため、多店舗には向きません。右腕の育て方は美容室の幹部育成|経営を任せる右腕(No.2)の育て方、店長そのものの育成は美容室の店長育成|才能でなく仕組みで育てる4ステップで掘り下げています。

条件3|再現できる仕組み(マニュアル)がある

2店舗目で品質がブレる最大の原因は、1店舗目のやり方がオーナーの頭の中にしかないことです。カウンセリングの流れ、薬剤選定、接客の基準、教育の進め方。これらが言葉と手順に落ちていないと、別の人が同じ品質を再現できません。多店舗展開の準備期間は、この暗黙知を型に変える作業そのものだと考えると分かりやすいです。

この点について、VOCのナレッジには示唆的な指摘があります。多店舗運営では品質事故の兆候として、カルテ通りにしか施術しない・今日の髪の状態を見ずにいつもと同じ調合をするといった思考停止の行動を早期に検知して是正する仕組みが要る、というものです。裏を返せば、任せるほど人の善意ではなく工程設計で品質を守る必要が出てくるということです。

2店舗目でつまずく5つの失敗パターン

要点:多店舗展開の失敗はパターン化できます。コンセプトの横流し、オーナーの現場張り付き、店長不在での見切り発車、戦力の分散、安定と挑戦の混同。この5つを知っておくだけで回避率は大きく上がります。

これからよくある失敗について解説します。取り上げるのは次の5つです。

  • 1号店のコンセプトをそのまま横流しする
  • オーナーが2店舗目に張り付いてしまう
  • 店長が育つ前に見切り発車する
  • 戦力を分散させて全店が薄くなる
  • 安定と挑戦を同じ店で混ぜてしまう

失敗1|コンセプトをそのまま横流しする

1号店で当たったコンセプトを、エリア特性を見ずに2号店へそのまま持ち込むと、需要とずれて空回りします。同じ看板でも、街が変われば客層も競合も家賃も違います。コンセプトの芯は残しつつ、そのエリアで誰にどう選ばれるかは作り直す前提で考えるのが安全です。

失敗2|オーナーが2店舗目に張り付く

新店が心配で、オーナーが2号店にかかりきりになると、今度は好調だった1号店の数字が落ち始めます。オーナーの役割は現場のプレイヤーに戻ることではなく、両店が回る仕組みを作り管理することです。ここを取り違えると、2店舗になっても実質は1店舗ずつの綱渡りになります。

失敗3|店長が育つ前に見切り発車する

物件やタイミングに引っ張られて、任せる人が育つ前に出してしまうケースです。人がいないまま出店すると、結局オーナーが両方を見ることになり、条件2で挙げた前提が崩れます。多店舗展開は物件起点ではなく人起点で判断するのが鉄則です。

失敗4|戦力を分散させて全店が薄くなる

1号店の優秀なスタッフを2号店へ引き抜いて配置すると、1号店の戦力が抜けて両店とも中途半端になることがあります。VOCの現場ナレッジでは、この状態を戦力が散らばってどこも勝てなくなる分散状態と表現し、出店や人員配置で分散しすぎを止めるよう注意しています。増やすなら、抜けた穴を埋める採用・育成をセットで設計する必要があります。

失敗5|安定と挑戦を同じ店で混ぜる

既存店に次々と新しいルールや実験を持ち込むと、現場が振り回されて疲弊し、離職や品質低下を招きます。守るべき既存店と、試すための新店・新施策は、役割も評価指標も分けて設計するのが原則です。ここは次章の設計図につながる重要な視点です。

つぶれない多店舗展開の設計図|仕組みで回すという考え方

要点:つぶれない多店舗展開の核は、オーナーが仕組みを作りスタッフに任せるハイブリッド型の組織です。安定を守る店と勝ちパターンを試す店を分け、勝った型だけを他店へ広げる。この順番が再現性を生みます。

これから多店舗展開の設計図について解説します。取り上げるのは次の3つです。

  • オーナーは仕組みを作る側に回る
  • 安定と実験を分けて設計する
  • 勝ちパターンを型にしてから広げる

オーナーは仕組みを作る側に回る(ハイブリッド組織)

VOCが多店舗展開のベースに置くのはハイブリッド組織という考え方です。トップがすべてを指示するオレンジ型でも、現場に丸投げするティール型でもなく、トップがある程度の仕組みを作ったうえでスタッフに任せる形を指します。メリットはスタッフの成長が早く、個性を伸ばせて、スケールしやすいことです。多店舗やFC展開と相性が良いのはこのためです。

その土台になるのが、自走する組織の3原則です。共通目的を持つこと、適材適所を心がけること、そして権限・責任・期限を設けること。任せるとは放置ではなく、決められる範囲と責任と締め切りをセットで渡すことだと言い換えられます。

もうひとつ、VOCが組織づくりで重視するのが、対人ではなく対仕組みにアプローチするという発想です。人の行動は本人の性格だけでなく置かれた環境で決まるという考え方に立ち、うまくいかないときに個人を責めるのではなく仕組みを直します。多店舗になるほど、この視点が現場の安定を左右します。

安定と実験を分けて設計する

多店舗展開でありがちなのが、全店に同じ施策を一律で入れてしまうことです。しかし実験は必ずブレ(失敗・やり直し・負荷増)を生みます。だからこそ、収益を守る店と、学習して伸ばす店を分けて持つ発想が要ります。VOCのナレッジでは、店舗群を安定枠と実験枠に分類し、評価指標も運用ルールも別に設計することを勧めています。安定枠は利益と稼働を守り、実験枠は改善速度や学習量で測る、という具合です。

この考え方をFC・直営に広げたのがVOC代表・林の次の言葉です。「フランチャイズは本体の勝ち方をシェアするものだから、本体で実験しないといけない」。直営店をリスクを取る実験室、展開先を安定を提供する場と位置づける整理で、増やす前にどこで試しどこで守るかを決める重要性を示しています。

勝ちパターンを型にしてから広げる

実験で見つけた勝ち方は、そのままでは他店で再現できません。個別最適を型に変換して初めて横展開できます。広告・メニュー・施術フロー・教育を、別の人でも同じ成果を出せる状態にパッケージ化してから次の店に渡す。この順番を守ると、店が増えても品質が落ちにくくなります。

参考として、VOC理論を実装した自社サロンmonet.の事例では、開業から3か月以内に黒字化し、半年で全店満席、FC加盟からは1年以内に全店が2店舗目を出店したと報告されています(自社サロン実績)。これは集客を頑張った結果というより、選ばれる必然性を仕組みとして設計した結果だと位置づけられています。数字そのものより、仕組み化と型化を先にやるという順番のほうが再現の要点です。

出店・人・お金の実務ポイント

要点:実務では、出店エリアは集客量だけでなくスタッフが定着しやすいかで選び、人員は正社員を基盤にパートは補助に留め、資金は1店舗目の利益と余裕資金を土台にします。人が続く設計が、多店舗の安定を決めます。

これから実務のポイントについて解説します。取り上げるのは次の3つです。

  • 立地はスタッフが続く場所で選ぶ
  • 人員は正社員を基盤に組む
  • 資金は1店舗目の余裕を土台にする

立地はスタッフが続く場所で選ぶ

出店判断が人通りの多さだけに偏ると、採用と定着が崩れたときに一気に苦しくなります。VOCのナレッジでは、都市中心部に寄せるより準郊外・郊外のほうがスタッフも売上も安定しやすい傾向があるという仮説を挙げ、集客量だけでなく人材の供給・競争の強さ・運営コスト・顧客の継続率で立地を評価することを勧めています。あくまで仮説として、自店の既存データで検証しながら次の物件基準に落とすのが現実的です。

人員は正社員を基盤に組む

人手が足りないとつい採用のハードルを下げたくなりますが、非正規比率が上がるほど勤怠・手続き・ルール徹底の負荷が増えます。VOCのナレッジでは、回す基盤は正社員で作り、パートは補助的に使うという設計を基本に置いています。加えて、経験者採用ほど技術より姿勢フィット(ルールを守り学び直せるか)を優先すべきという指摘もあります。標準化が価値になる多店舗では、従える人・学べる人が長期の品質を安定させるという考え方です。評価と給与の設計は美容室の評価制度の作り方|辞めない店をつくる3つの軸美容室の給与の決め方|辞めない店をつくる設計の順番もあわせて確認してください。

資金は1店舗目の余裕を土台にする

2店舗目の資金は、1店舗目の利益と余裕資金を土台に考えるのが基本です。開業時は内装・採用・広告など先行してお金が出ていく一方、新店の売上が立ち上がるまでには時間がかかります。この立ち上がり期間を無理なく越えられる資金の余裕を、出す前に見積もっておくことが大切です。融資や補助金など具体的な資金計画は、金額や条件が時期で変わるため、最新情報を金融機関や専門家に確認したうえで判断してください。

多店舗展開の進め方ロードマップ

要点:多店舗展開は、1店舗目の安定化から仕組みの型化、店長育成、安定枠と実験枠の設計、出店、勝ちパターンの横展開という順番で進めると失敗しにくくなります。人と仕組みが先、物件は後です。

これから進め方の手順について解説します。次のステップで整理します。

  1. 1店舗目を黒字で安定させる。利益構造を数字で把握し、人にも資金にも余裕を作る。
  2. 暗黙知を型にする。カウンセリング・薬剤選定・接客・教育を手順とマニュアルに落とす。
  3. 店長(右腕)を育てる。コーチング型で部下の力を引き出せる人を、権限・責任・期限を渡しながら育てる。
  4. 安定枠と実験枠を分ける。守る店と試す店で、評価指標も運用ルールも別に設計する。
  5. 人起点で出店を決める。任せられる人が育ってから、スタッフが定着しやすい立地を選ぶ。
  6. 勝ちパターンを横展開する。実験で見つけた型をパッケージ化し、他店へ移植して品質を揃える。

のれん分けという形で独立を支援しながら広げる方法もあります。直営での多店舗展開とは仕組みや費用が異なるため、選択肢として美容室ののれん分けの作り方|仕組み・費用・成功の設計もあわせて検討すると、自店に合った広げ方が見えてきます。

まとめ

美容室の多店舗展開は、店を増やすことではなく、オーナーがいなくても同じ体験が再現される仕組みを作ることです。2店舗目が1店舗目と別物になるのは、属人的に成立していた店を仕組み化のテストにかける段階だからです。始める前に1店舗目の黒字安定・任せられる店長・型化された仕組みの3条件を整え、コンセプトの横流しやオーナーの張り付き、戦力の分散といった失敗を避けます。そのうえで、オーナーは仕組みを作る側に回り、安定を守る店と挑戦する店を分け、勝ちパターンを型にしてから広げる。この順番を守れば、店が増えても品質と利益を両立しやすくなります。

  • 多店舗展開は増店ではなく、オーナー不在でも回る仕組みづくり。
  • 成否は店長(右腕)育成と暗黙知の型化に集約される。
  • 安定枠と実験枠を分け、勝ちパターンをパッケージ化してから横展開する。
  • 立地はスタッフが続く場所で、人員は正社員基盤で、資金は1店舗目の余裕を土台に。
  • 物件起点ではなく人起点で判断する。

よくある質問(Q&A)

Q1. 2店舗目を出すベストなタイミングはいつですか?

目安は、1店舗目が黒字で安定し、任せられる店長候補が育ち、やり方が型に落ちている状態が揃ったときです。売上や勢いだけで判断せず、人と仕組みの準備が整っているかを基準にすると失敗しにくくなります。物件のタイミングに引っ張られて人が育つ前に出すのは避けるのが無難です。

Q2. 店長にする人は技術が一番上手いスタッフを選べばよいですか?

技術力だけで選ぶのはおすすめしません。多店舗では、自分が売るだけでなく部下の力を引き出して店全体の数字を作れる人が向いています。VOCの整理では、部下の個性を引き出すコーチング型を推奨しており、自分が一番目立つプレイヤー型は、その人がいないと回らなくなるため多店舗には不向きとされています。

Q3. 2店舗目で品質が落ちてしまうのを防ぐには?

品質を人の善意任せにせず、工程で守る発想に切り替えることです。カウンセリングや薬剤選定、接客の基準を手順に落とし、思考停止の兆候(今日の髪を見ずにいつもと同じ調合をする等)を早期に検知して是正する仕組みを持つと、任せても品質がブレにくくなります。


※本記事は美容室経営における多店舗展開の一般的な考え方を、株式会社VOCのマネジメント理論と現場ナレッジをもとに解説したものです。記載の自社サロン実績は株式会社VOC・グループの自社事例であり、成果を保証するものではありません。融資・補助金・労務・税務など、金額や条件が時期や個別事情で変わる事項については、最新情報を金融機関・社会保険労務士・税理士など専門家にご確認のうえ判断してください。

更新履歴:2026年8月11日 初版公開

株式会社VOC|美容室マネジメントのスクール・顧問

林 佑馬
この記事の監修者

林 佑馬株式会社VOC 代表取締役

美容室マネジメントの専門家。理念・組織・教育・売上を一枚の設計図として描くマネジメント理論を提唱し、コンサルティング・スクール・編集メディアを運営。自社テストサロン「monet」は全店3ヶ月以内に黒字・半年以内に満席の実装実績を持つ。

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