美容サロン経営の総合メディア。
ホーム 「新規のお客様を増やしたい」集客 美容室のMEO対策|Goog…

美容室のMEO対策|Googleマップ集客で予約を増やす方法

杉本 遼平監修:杉本 遼平(株式会社tenection 代表取締役)
美容室のMEO対策|Googleマップ集客で予約を増やす方法

近くで美容室を探すとき、多くの人がまずスマホでGoogleマップを開きます。地域名と美容室で検索して、上のほうに出てきたお店の口コミや写真を見て、そのまま予約する。そんな流れがすっかり当たり前になりました。だからこそ、Googleマップで自店を見つけてもらうMEO対策は、今の美容室にとって外せない集客の土台です。とはいえ、何から手をつければいいのか分かりにくいのも事実だと思います。この記事では、MEOの基本から、Googleビジネスプロフィールの整え方、口コミの増やし方まで、明日から動ける手順で整理していきます。広告費をかけずに始められるところから、一緒に見ていきましょう。

この記事を3行で解説

  • MEO対策は、地域名と美容室などで検索したときにGoogleマップで自店を上位に表示させる集客施策です。無料のGoogleビジネスプロフィールの登録から始められます。
  • 上位表示のカギは、正確な店舗情報・写真の充実・口コミの数と返信・定期的な投稿の4つ。どれもお金をかけずにでき、続けるほど効いてきます。
  • 集客はゴールではなく入り口です。来店後の次回予約まで設計して、はじめて売上と、現場で働くスタッフの働きやすさにつながります。

1. 美容室のMEO対策とは何かをやさしく整理する

これから美容室のMEO対策とは何かについて解説します。その下で見ていくのは次の3つです。

  • 1-1. MEO対策はGoogleマップで上位に出すための施策
  • 1-2. ホットペッパーやSEOとの違い
  • 1-3. 今の美容室にMEOが欠かせない理由

1-1. MEO対策はGoogleマップで上位に出すための施策

MEO対策とは、Googleマップやマップ連動の検索結果で、自店を上位に表示させるための取り組みのことです。MEOはMap Engine Optimizationの略で、日本語にすると地図エンジン最適化といった意味になります。

たとえば渋谷 美容室や近くの美容院と検索すると、検索結果の上のほうに地図と数店舗のリストがまとまって出てきます。これはローカルパックと呼ばれる枠で、ここに入れるかどうかで見られる回数が大きく変わります。利用者は、表示された店の星の数や口コミ、写真をその場で見比べて、気になったお店をタップして予約まで進みます。つまりMEO対策は、お店を探している人と自店を出会わせるための入口づくりだと考えると分かりやすいです。

1-2. ホットペッパーやSEOとの違い

MEOと混同されやすいものに、ホットペッパービューティーのような予約媒体と、ホームページを検索上位に出すSEOがあります。役割が違うので、まず線引きをしておきましょう。

予約媒体は、掲載することで送客してもらえる代わりに、月々の掲載料や予約ごとの手数料がかかります。SEOは自店サイトを検索上位に育てる施策で、成果が出るまでに時間と専門知識が必要になりがちです。これに対してMEOは、Googleビジネスプロフィールという無料の仕組みを使い、地図検索という来店に直結しやすい場所で勝負できるのが特徴です。手数料がかからず、地域での見え方を自分でコントロールできる点が、ほかとの大きな違いになります。

1-3. 今の美容室にMEOが欠かせない理由

スマホで近くのお店をその場で探して、そのまま向かうという行動が当たり前になりました。美容室も例外ではなく、地図で見つけてもらえないお店は、存在を知られないまま候補から外れてしまいます。

監修した杉本も、集客で大切なのは予約媒体だけに頼らないことだと話しています。ホットペッパーのような媒体を使って探す人もいれば、媒体を使わずに地図やSNSで直接お店を探す人も少なくありません。その後者の層に出会うための受け皿として、Googleマップは非常に相性がよい場所です。媒体への掲載とあわせてMEOを整えておくことで、これまで取りこぼしていた層にも自店を届けられるようになります。

2. 美容室がMEOで上位表示される仕組みを知る

これから美容室がMEOで上位表示される仕組みについて解説します。その下で見ていくのは次の3つです。

  • 2-1. Googleが順位を決める3つの観点
  • 2-2. 口コミと写真が効く理由
  • 2-3. MEOは媒体で出会えない層への入口になる

2-1. Googleが順位を決める3つの観点

むやみに対策する前に、Googleが何を見て順位を決めているのかを押さえておくと、やるべきことが整理できます。

Googleは公式に、ローカル検索の順位は主に関連性・距離・知名度の3つで決まると説明しています。関連性は、検索された言葉とお店の情報がどれだけ合っているか。距離は、検索した人の現在地や指定エリアからの近さ。知名度は、世の中での認知度で、口コミや他サイトでの情報、サイトの評価などが影響します。距離は変えられませんが、関連性と知名度は、情報の入れ方と日々の運用で高めていけます。だからこそ、プロフィールを正確に埋め、口コミや投稿を積み重ねることに意味があるわけです。

2-2. 口コミと写真が効く理由

数あるMEOの要素の中でも、口コミと写真は来店の決め手になりやすい部分です。

口コミは、知名度を高める材料であると同時に、利用者にとっての安心材料になります。数が多く評価も高ければ、それだけで選ばれやすくなります。写真も同じで、店内の雰囲気やスタイル写真が充実しているお店は、初めての人でも来店後をイメージしやすく、不安が減ります。逆に、写真が少なく口コミも放置されているお店は、どんなにいい施術をしていても、その魅力が伝わる前に候補から外されてしまいます。中身の良さを正しく伝えるためにも、口コミと写真は丁寧に育てたいところです。

2-3. MEOは媒体で出会えない層への入口になる

MEOの価値は、単に順位を上げることだけではありません。これまで接点がなかった人に出会えることにあります。

予約媒体を熱心に見るのは、すでに美容室を探そうと動いている人です。一方で、なんとなく近くで探してみようとマップを開く人や、媒体を使わずに直接お店を調べる人もたくさんいます。杉本も、同じ大きな市場をみんなで取り合うのではなく、まだ自店を知らない層にどう届けるかが集客の分かれ目だと話しています。Googleマップは、まさにそうした人がふと検索する場所です。そこに自店をきちんと置いておくこと自体が、新しい出会いを増やす投資になります。

3. 美容室のMEO対策のやり方を5ステップで実践する

これから美容室のMEO対策のやり方について解説します。その下で見ていくのは次の5つです。

  • 3-1. Googleビジネスプロフィールを登録しオーナー確認をする
  • 3-2. 店舗情報とカテゴリを正確に整える
  • 3-3. 写真とメニューを充実させる
  • 3-4. 口コミを増やし、すべてに返信する
  • 3-5. 最新情報を定期的に投稿して鮮度を保つ

3-1. Googleビジネスプロフィールを登録しオーナー確認をする

最初の一歩は、Googleビジネスプロフィールの登録とオーナー確認です。ここが土台になります。

Googleビジネスプロフィールは無料で使える店舗情報の管理ツールで、ここで設定した内容がGoogleマップや検索結果に反映されます。すでにお店の情報が地図に出ている場合でも、自分で管理権限を持っていない状態のことがあります。その場合はオーナー確認という手続きをして、自分で編集できる状態にしましょう。ここを済ませないと、営業時間も写真も口コミ返信もコントロールできません。まずは管理画面に自店を迎え入れるところから始めます。

3-2. 店舗情報とカテゴリを正確に整える

登録できたら、基本情報をすき間なく、正確に埋めていきます。地味ですが、ここが関連性を左右します。

とくに大切なのが、店名・住所・電話番号です。これらはNAP情報と呼ばれ、ホームページや予約媒体など、ほかの場所での表記とぴったりそろえる必要があります。住所の書き方が媒体ごとにバラバラだと、Googleが同じお店だと判断しにくくなり、評価が伸びにくくなります。あわせて、業種カテゴリは美容室を主役に設定し、営業時間や定休日も最新の状態にしておきます。情報がそろっていて正確なお店ほど、Googleからも利用者からも信頼されやすくなります。

3-3. 写真とメニューを充実させる

基本情報が整ったら、見た目の情報を足していきます。写真とメニューは、来店の判断に直結します。

外観・内観・スタッフ・スタイル写真など、来店後をイメージできる写真を複数枚そろえましょう。明るくきれいに撮るだけで印象は大きく変わります。メニューや料金も、できる範囲で分かりやすく載せておくと、利用者が予約前に安心できます。写真は一度載せて終わりではなく、季節やトレンドにあわせて少しずつ足していくのがおすすめです。情報が新しく更新され続けているお店は、活気があるお店として伝わり、選ばれる理由になります。

3-4. 口コミを増やし、すべてに返信する

MEOの中で、いちばん差がつきやすいのが口コミです。増やすことと、返信すること、両方が大切です。

口コミは自然に増えるのを待つだけでは、なかなか集まりません。施術後に満足してくれたお客様へ、もしよければ感想を投稿してもらえると嬉しいですと、ひと言お願いするだけで投稿率は変わります。レジ横やセット面に、投稿画面につながるQRコードを置いておくのも効果的です。ここで一つ注意したいのが、口コミの見返りに割引やポイントを渡すやり方です。これはGoogleのポリシーで禁止されていて、評価を下げるリスクもあるため避けてください。お願いするのはあくまで自発的な感想です。そして、投稿された口コミには、良い内容にも厳しい内容にも、できるだけ早く丁寧に返信しましょう。返信は、投稿してくれた人への感謝であると同時に、それを読む次のお客様へのメッセージにもなります。

3-5. 最新情報を定期的に投稿して鮮度を保つ

最後は、続ける仕組みづくりです。MEOは一度整えて終わりではなく、動かし続けることで効いてきます。

Googleビジネスプロフィールには、お知らせやキャンペーンを発信できる投稿機能があります。新メニューやイベント、休業日のお知らせなどを、無理のない範囲で定期的に発信しましょう。更新が止まっているお店より、こまめに動いているお店のほうが、利用者にもGoogleにも好印象です。毎日でなくてかまいません。週に一度でも続けることが、じわじわと差になっていきます。担当者を決めて、運用を仕組みにしておくと続けやすくなります。

4. 美容室のMEO対策で失敗しないための注意点

これから美容室のMEO対策で失敗しないための注意点について解説します。その下で見ていくのは次の3つです。

  • 4-1. やってはいけないこと
  • 4-2. 効果が出るまでの期間と続けるコツ
  • 4-3. 集客して終わりにしない

4-1. やってはいけないこと

良かれと思ってやったことが、かえって評価を下げてしまうケースがあります。先に避けるべきことを知っておきましょう。

まず、店名にエリア名やキーワードを不自然に詰め込むのは避けてください。Googleのガイドラインでは、店名は実際の名称を入れることになっています。次に、先ほども触れた口コミの見返りや、自作自演の高評価。これらは見つかると大きなマイナスになります。そして、NAP情報がほかの媒体と食い違ったまま放置することも、地味ですが順位を伸ばしにくくする原因です。近道をしようとするほど遠回りになりやすい領域なので、正攻法でコツコツ積み上げるのがいちばん確実です。

4-2. 効果が出るまでの期間と続けるコツ

MEOは始めてすぐに順位が一変するものではありません。期間の見通しを持っておくと、途中でやめずに済みます。

情報を整え、口コミや投稿を積み重ねていくと、数週間から数か月かけて少しずつ変化が見えてくるのが一般的です。すぐに結果が出ないからと止めてしまうと、それまでの積み重ねがもったいないことになります。続けるコツは、完璧を目指さないことです。写真を一枚足す、口コミに一件返信する、その小さな積み重ねが効いてきます。インサイトと呼ばれる管理画面の数値を月に一度見て、見られた回数や行動の変化を確認しながら、次の一手を決めていくと、無理なく改善を回せます。

4-3. 集客して終わりにしない

最後に、いちばん大切な視点をお伝えします。MEOで予約が増えても、それはゴールではなくスタートです。

監修した杉本は、新規集客の本当の目的はお店の生産性を上げること、そしてそれは現場で働くスタッフのためだと話しています。せっかく来てくれた新規のお客様を一度きりで終わらせず、次回予約まで自然につなげる流れを店内で設計しておく。そこまでやって、はじめて集客が売上として実を結び、スタッフが働きやすい環境につながります。MEOはあくまで出会いを増やす入口です。その先の体験とリピートの設計まで含めて、お店全体の集客と考えると、努力がきちんと積み上がっていきます。

まとめ:美容室のMEO対策で押さえるポイント

美容室のMEO対策は、地域名と美容室などの検索で、Googleマップ上に自店を上位表示させる集客施策です。無料のGoogleビジネスプロフィールに登録し、店名や住所などの基本情報を正確に整え、写真とメニューを充実させ、口コミを増やして丁寧に返信し、最新情報を定期的に投稿する。この流れを続けることで、媒体だけでは出会えなかった層にも自店を届けられます。順位は関連性・距離・知名度で決まり、すぐには動きませんが、続けるほど効いてきます。そして集客はゴールではなく入口。次回予約まで設計してこそ、売上とスタッフの働きやすさにつながります。

  • MEO対策はGoogleマップで自店を上位表示させ、お店を探す人と出会うための入口
  • 無料のGoogleビジネスプロフィールの登録とオーナー確認から始める
  • NAP情報の統一・カテゴリ設定・営業時間など、基本情報を正確に埋める
  • 写真とメニューを充実させ、来店後をイメージできるようにする
  • 口コミは自発的にお願いし、すべてに早く丁寧に返信する(見返りはNG)
  • 投稿機能で最新情報を週1回でも発信し、鮮度を保つ
  • 効果は数週間から数か月かけてじわじわ出る。続けることが最大のコツ
  • 集客は入口。次回予約まで設計して、はじめて売上とスタッフのためになる

よくある質問(Q&A)

Q1. MEO対策にはお金がかかりますか。
基本的な対策は無料で始められます。Googleビジネスプロフィールの登録・情報整備・写真の追加・口コミ返信・投稿は、すべて費用をかけずに行えます。手が回らない場合に運用代行サービスを使うと費用は発生しますが、まずは自店でできる範囲から始めて十分に効果が見込めます。

Q2. 口コミを増やすために、割引やプレゼントを渡してもいいですか。
おすすめしません。口コミの見返りに特典を渡す行為はGoogleのポリシーで禁止されており、評価を下げるリスクがあります。満足してくれたお客様へ、感想を投稿してもらえると嬉しいと自発的にお願いする形にとどめましょう。QRコードの設置など、投稿しやすくする工夫は問題ありません。

Q3. 効果が出るまでどのくらいかかりますか。
お店の状況や競合によりますが、情報を整え口コミや投稿を積み重ねていくと、数週間から数か月かけて少しずつ変化が見えてくるのが一般的です。すぐに結果が出なくても、写真の追加や口コミ返信といった小さな運用を続けることが、いちばんの近道になります。

杉本遼平の30分無料経営セッション

▶ 集客の全体像と優先順位は美容室の集客方法10選(集客ガイド)にまとめています。

杉本 遼平
この記事の監修者

杉本 遼平株式会社tenection 代表取締役

関西の大手美容サロンで美容師としてキャリアをスタート。リクルートでHot Pepper Beautyの営業を経験し集客・経営のノウハウを学ぶ。2020年に株式会社tenectionを創業し、創業5年で21店舗・在籍美容師180名以上のグループに成長させた。美容サロンオーナー向け顧問「すぎもん顧問」として集客・求人・組織づくりを伴走支援する。

プロフィール →
スタイリスト診断 あなたはどのタイプ?48問でわかる16タイプ
※画像はイメージです