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美容室の集客方法10選|何から始めるかの優先順位も解説

林 佑馬監修:林 佑馬(株式会社VOC 代表取締役)
美容室の集客方法10選|何から始めるかの優先順位も解説

「新規のお客様が増えない」「ホットペッパーをやめたいけど怖い」。美容室の集客の悩みは、手法を知らないことより、何から手をつけるべきか分からないことから生まれていることが多いんです。集客の方法自体は、ポータルサイト、Googleマップ、Instagram、LINEなど、実はある程度パターンが決まっています。大事なのは、自分のお店の状況に合わせて優先順位をつけること。この記事では、美容室の集客がうまくいかない理由から、新規集客の方法7選、リピートを増やす仕組みづくり、そして優先順位の決め方まで、経営の目線でまとめました。

この記事を3行で解説
・集客がうまくいかない理由は、競合増・リピート不足・強みの言語化不足の3つ
・新規集客7つの方法と、リピートを増やす3つの仕組みを紹介
・優先順位は「無料の施策→数字を見て広告」の順が基本

美容室の集客がうまくいかない3つの理由

これから美容室の集客がうまくいかない理由について解説します。

  • 美容室の数が増え続けている
  • 新規ばかり追いかけてリピートが追いついていない
  • 自分のお店の強みを言葉にできていない

美容室の数が増え続けている

お客様の数が大きく変わらない一方で、美容室の数は増え続けています。厚生労働省の衛生行政報告例でも美容所数は年々増加傾向にあり、同じ商圏の中で限られたお客様を取り合う構図は、年々厳しくなっているのが実情です。

つまり、何もしなくてもお客様が来てくれた時代の感覚のままだと、少しずつ予約が減っていくのは自然なこと。技術の良し悪し以前に、選ばれるための見せ方と導線が必要になっています。

新規ばかり追いかけてリピートが追いついていない

新規のお客様を1人獲得するコストは、既存のお客様に再来してもらうコストよりずっと高くつきます。クーポンで新規を集めても、2回目につながらなければ、集客費だけがかさんでいく。これが「集客しているのに利益が残らない」最大の原因です。

穴の空いたバケツに水を注ぎ続けるより、まず穴をふさぐ。集客を考えるときは、新規獲得とリピート対策をセットで考えるのが大前提です。

自分のお店の強みを言葉にできていない

「カットが得意」「雰囲気がいい」では、お客様には伝わりません。白髪ぼかしのハイライトが得意、子連れでも気兼ねなく通える、メンズのフェードカットに特化している。誰のどんな悩みを解決するお店なのかが言葉になっていないと、どの集客手法を使っても反応は弱くなります。

手法の前に、誰に来てほしいかを一度言語化してみてください。ここが決まると、この後に紹介する各手法の効果が大きく変わります。

美容室の新規集客の方法7選

これから美容室の新規集客の方法について解説します。

  • ホットペッパービューティーなどポータルサイトの活用
  • Googleマップ対策(MEO)
  • Instagramでの発信
  • LINE公式アカウント
  • ホームページとSEO
  • チラシ・ポスティング
  • 紹介制度

ホットペッパービューティーなどポータルサイトの活用

予約の入口として今も大きな力を持つのがポータルサイトです。掲載するなら、写真とクーポン設計が勝負どころ。スタイル写真は誰向けのお店かが一目で伝わるものに絞り、クーポンは安さで釣るのではなく、2回目につながるメニュー構成にするのがポイントです。

一方で、掲載費が利益を圧迫しているなら、依存度を下げる準備も必要です。新規の何割がポータル経由かを把握したうえで、これから紹介する自前の集客を育てていきましょう。

Googleマップ対策(MEO)

「地域名 美容室」で検索したとき、地図と一緒に表示されるのがGoogleビジネスプロフィールです。登録も運用も無料で、近所でお店を探している人にそのまま届くため、費用対効果は全手法の中でもトップクラスです。

やることはシンプルで、店舗情報と写真を充実させること、投稿を定期的に更新すること、そして口コミを増やすこと。施術後に満足してくださったお客様に「よかったら口コミをお願いします」と一言添えるだけでも、数ヶ月で見え方が変わってきます。

Instagramでの発信

美容室探しでInstagramを見る人は多く、特に20〜40代の女性がターゲットなら相性の良い媒体です。伸ばすコツは、リール(短い動画)でビフォーアフターを見せること、そしてプロフィールから予約までの導線を整えておくことです。

投稿が増えてきたら、ハッシュタグは「#地域名美容室」のように来店圏内の人が検索する言葉を意識してみてください。フォロワーの数より、商圏内の見込み客に届いているかが大事です。

LINE公式アカウント

LINEは新規というよりリピートの装置ですが、新規にも効きます。プロフィールやチラシから友だち追加してもらい、初回クーポンを受け取れるようにしておくと、その場で予約につながりやすくなります。追加してくれた人には来店前から接点を持てるので、予約のハードルが一段下がります。

ホームページとSEO

ポータルやSNSで知ったお客様は、来店前にお店の名前で検索することが多いです。そのときに公式ホームページがあると、料金・メニュー・お店の考え方を自分の言葉で伝えられます。検索からの集客(SEO)は時間がかかりますが、地域名とメニュー名を組み合わせたページを用意しておくと、長期的に効いてくる資産になります。

チラシ・ポスティング

デジタル全盛でも、商圏が半径数kmの美容室にとってチラシは現役の手法です。新店オープンやリニューアルのタイミングは特に有効。QRコードでLINEやInstagramにつなげば、紙からデジタルへの導線も作れます。配るエリアと枚数を決めて、何件来たかを必ず記録しておきましょう。

紹介制度

紹介で来たお客様は、最初から信頼がある状態で来てくれるので、リピート率も高くなる傾向があります。「紹介した方もされた方も特典」のような形で仕組み化して、口頭ではなくカードやLINEで渡せるようにしておくと、紹介が起きやすくなります。

リピートを増やす集客の仕組みづくり3選

これからリピートを増やす仕組みづくりについて解説します。

  • 失客の理由を知ることから始める
  • 次回予約をその場で取る仕組み
  • 来店後のフォローをLINEで自動化する

失客の理由を知ることから始める

リピート対策というとクーポンを思い浮かべがちですが、先にやるべきは、なぜ2回目が無いのかを知ることです。技術への不満よりも、「特に理由はないけど、なんとなく次を予約しなかった」が失客理由の大半を占めるといわれます。

なんとなくの失客は、お店側から思い出してもらう接点を作るだけで防げる部分が大きい。だからこそ、次の2つの仕組みが効いてきます。

次回予約をその場で取る仕組み

お会計のときに「次回はカラーの色落ちを考えると6週間後くらいがおすすめです。ご予約入れておきますか?」と一言添える。これだけで次回予約率は確実に変わります。ポイントは、売り込みではなく髪のための提案として伝えること。スタッフ全員が同じトークでできるよう、声かけの型をお店で揃えておくのがコツです。

来店後のフォローをLINEで自動化する

来店から数週間後に、ケアのアドバイスや予約のご案内がLINEで自動的に届く仕組みを作っておくと、なんとなくの失客を後追いで拾えます。手動でやると続かないので、配信を自動化しておくのが現実的です。誕生日メッセージや、前回メニューに合わせたご案内まで作り込めば、お客様体験としても気持ちのいい接点になります。

集客の優先順位はこう決める

これから集客の優先順位の決め方について解説します。

  • まずはお金のかからない施策から
  • 新規とリピートのバランスを数字で見る

まずはお金のかからない施策から

Googleビジネスプロフィールの整備、口コミのお願い、Instagramの発信、次回予約の声かけ。この4つは費用ゼロで今週から始められます。広告やポータルの増額を考えるのは、無料の土台を整えてからでも遅くありません。

新規とリピートのバランスを数字で見る

月の新規数と、2回目の再来率。最低限この2つの数字は毎月見てください。新規が月10人以下なら新規の入口(MEO・ポータル・SNS)を強化、新規は来ているのに再来率が低いならリピートの仕組みを優先。数字で現在地が分かれば、やるべき施策は自然と絞られます。

まとめ

美容室の集客がうまくいかない背景には、店舗数の増加、リピート対策の不足、強みの言語化不足という3つの理由があります。新規集客にはポータルサイト、Googleマップ対策、Instagram、LINE、ホームページ、チラシ、紹介制度の7つの方法がありますが、どれも誰に来てほしいかを決めてから取り組むことが大切です。

そして新規ばかり追いかけるのではなく、失客の理由を把握し、次回予約と来店後フォローの仕組みでリピートを増やすことが、結果として一番効率のいい集客になります。まずはお金のかからないMEOとSNSから始めて、数字を見ながら広げていきましょう。

  • 集客の手法より先に「誰に来てほしいか」を決める
  • 新規獲得とリピート対策はセットで考える
  • まずは無料でできるMEO・SNS・口コミから着手する
  • 数字(新規数・再来率)を見て施策を選ぶ

よくある質問

Q. 一番効果が出やすい集客方法はどれですか?

A. お店の状況によりますが、地域で探されるお店ならGoogleマップ対策、若い客層を狙うならInstagramが入口になりやすいです。すでに新規が一定数来ているなら、リピートの仕組みづくりが最優先です。

Q. お金をかけずにできる集客はありますか?

A. Googleビジネスプロフィールの整備、口コミのお願い、Instagramの発信、次回予約の声かけは費用ゼロで始められます。

Q. ホットペッパービューティーはやめても大丈夫ですか?

A. 一概には言えません。新規の何割がポータル経由かを把握し、自前の集客(MEO・SNS・紹介)が育ってから掲載プランを見直すのが安全です。

林 佑馬
この記事の監修者

林 佑馬株式会社VOC 代表取締役

美容室マネジメントの専門家。理念・組織・教育・売上を一枚の設計図として描くマネジメント理論を提唱し、コンサルティング・スクール・編集メディアを運営。自社テストサロン「monet」は全店初月黒字・半年以内に満席の実装実績を持つ。

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